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反故紙のうた
※使おうと思ったけど反故にした短歌です。
――佐和子の幸せを祈って
流る水 紅葉纏ふた 花よめの さきわひ祈る 大橋の上
流る水 紅葉纏ひて 秋衣裳 さきわひ祈る 大橋の上
――芳次郎に宛てたうた三首
茜路を 寄り合ひあるく 心地して 一陣の風 影は溶けゆく
橋を越え いざ我行かば 茜路を 伸びゆく木かげに きつと君待つ
一葉の 写真に心 引きうつし 千々に裂かれた 茜の君なる
――天国のお嬢さんへ
あいのうた かさねて積もる さくら道 一陣の風 天たかく舞へ
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